5. ニーチェ先生から学ぶ人生と人間関係(持論)

大学生くらいですかね、英語を専攻していたのですが、英語を学ぶというよりかは英語で幅広い学問を学んでいこうっていうかたちで学業に励んでいた頃、哲学にすこし興味を持つようになりました。

 

哲学って聞くと、その瞬間にアレルギーを示す人、偏見が脳裏にひょっこりする人、多いと思います。押し付けはしません、私は自分なりに楽しんで触れて解釈をして活きた経験を紹介したいな、と思います。

 

ドイツの哲学者 フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェです。

19世紀に活躍した彼の提唱した、とある考えが自分にとっての財産になっていると、都合よく解釈していますが現代にも通じる興味深いお話なのでアレルギーがでた方はお薬を飲んで続きをお読みください。

ガバな要約を会話形式のような形で続けていきます。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ニーチェ先生『おい、おまえ、強者になれ』

 

当時の私(なんやこいつ)

ーーーーーーーーーーーーーー

無理もありません、強者ってなんぞ。続きを聞いてみましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ニーチェ先生『人々は皆何かを正しい、正しく無いと考えるものであり、この世の中ではあらゆることが弱者を正当化しようとするために作られている。一般論として、多くの人がお金持ちや器量の優れた者を羨ましく、妬ましいと思ってしまい、そういった人たちがスキャンダルや失速してしまうことで隣の人間と喜びを分かち合うのである』

 

当時の私(まぁ、たしかに。現代ではネット上の炎上とかもそうなっているなぁ)

 

ニーチェ先生『多くのパンピー(弱者)はそうして互いに傷を舐め合い認めて生きている。違いを受け入れたく無いあまり自己の正当化としてそうなるものである。つまり強者であれ。』

(だから強者ってなんやねん)

ーーーーーーーーーーーーーー

 

この大衆が強者を否定する気持ちのことを「ルサンチマン」と言うみたいです。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ニーチェ先生『たとえば、世の中の様々な場面においてお金持ちは性格が悪いとされたり、権力がありながらもその権力に囚われず、放棄までできるような人は聖人として讃えられたりするようにできている。優しさでさえルサンチマンから来るものだ。お涙頂戴物語や人に親切にしないやつはクソだ!みたいな風潮もすべてルサンチマンによるものなのだ〜

 

(ヒートアップしてきたぁ、でもまぁわかるなぁ。)

 

ニーチェ先生『弱者は自分はこのままでいいんだと考える、しかもそれが人づてに増殖する。強者とは物事の善悪を理解し自分自身の基準を持ち、孤独の中で頑張らなければならないのだ』

 

(・・・!!!)

ーーーーーーーーーーーーーー

さて、いろいろ割愛したりガバで進めましたが、ニーチェ先生がおっしゃた世界の事実としての側面はみなさんもなるほど、となる部分が大きいのではないでしょうか。

ここから私が個人的にじゃぁ、なんなん?って感じたところを持論として書きます。

 

前作の内容と通ずる部分ですが、やっぱりどうせ生きていくなら何かしらの目標とか理想を持って、それに対して頑張っていきたいよね、っていうのが私の個人的意見としてあります(日々を平和に、のんびり過ごすも立派なこととして認識しています。現状維持も労力かかりますし)

 

そこで、世の中に溢れている娯楽や同情の感情というものは必要ではあれど、摂取量はほどほどにしないとね、とも思います。ここは先生の提言に部分的賛同なわけです。

 

目指すことが決まればそれに向かって努力する、いま周りにいる友達や家族が同じ方向を向いているとは限りません、孤独になることもきっとあるでしょう。

ただ、その孤独は決して悪い意味ではなくそれを正しいものだと背中を一押ししてくれる考えをニーチェ先生から学べたのではなかろうか?

 

と、えらく都合のいいように解釈できた自分をよしよししてあげたいです。

 

別に先生のように、他人に対して「お前は弱者だ!このまぬけ!」みたいになることもないし、自分にとってプラスに働くポイントだけをかいつまんでおけばよかろうと。

また、やっぱり生来「ルサンチマン」的感情を持っている人間なわけですから、日々を生きているとどうしても人を羨ましく思ったり、同情してほしい気持ちが言動に出ちゃう時はあります。人間だもの。

 

でもそういう停滞になりうる状態になっても「あ、今自分はこういう感情になっていて、これは誰もがなりうる状態なんだ」と冷静に分析して必要以上にネガティブに陥ることもないのではと考えるきっかけになりました。

 

f:id:aka99:20240410200053j:image

ひょんなことから蓋を開けてみるとこんなに(個人的に)面白いなと思える発見があるって、やっぱりお勉強って大事ですね。はい。